建設業界にもデジタル化の波がやってきました。
令和５年１月10日から建設業許可や経営事項審査の電子申請が開始します。政府がDXを推進していることからも今後ますます電子申請が普及されることが予想されます。今はまだ紙媒体での書類作成を行っている事業者の皆様におかれましても、随時、電子申請の準備をされることをお勧めします。
電子申請には、ｇビズＩＤが必要になります。ｇビズＩＤの取得は必須ではないのですが、行政書士などに委任して代理申請をする場合は、ｇビズＩＤプライムアカウントの取得をあらかじめ済ませておく方がよいでしょう。
というのも、国土交通省管理の電子申請システムであるJCIPは、建設業許可及び経営事項審査等の代理申請時に電子上の委任が必要になり、これには委任者及び受任者の双方がｇビズＩＤプライムアカウントを取得している必要があります。電子上で委任状を作成し、委任者及び受任者双方で委任承認を行うという流れがあるのですが、この手続きを経てはじめて代理申請書類の作成に取り掛かることができます。
ｇビズＩＤプライムアカウントの取得には、２～３週間程かかりますので、建設業許可の更新や年度報告（決算変更届）、経営事項審査の申請などを電子申請で行うことを検討されている建設業者の方におかれましても、早めのｇビズＩＤ取得を検討してみてはいかがでしょうか。